糖尿病は『贅沢病』ではありません

一昔前、この病気は『贅沢病』と言われていました。

洋食中心の食事、いわゆる脂肪過多、糖分過多、栄養過多の『贅沢』な食事ができるのは金銭的に余裕のある裕福な家庭だけで、糖尿病はそのような裕福な家庭の方が発症することが多かったためだそうです。

しかし、その『絶対的キーワード』に当てはまらない症例が発生しました。

ホームレスと呼ばれる方々の中にも、この病気が多く発生していることがわかったのです。

このホームレスと呼ばれる方々に糖尿病が多く発生していることと同時に、裕福に見える太った方だけではなく、痩せている方にもこの病気が発生していることがわかり、「どうも贅沢な食事だけが原因で起こる病気ではない」

ということになり研究が詳しく始まったと言われています。

その後の研究により、糖尿病には高脂血症(血液に脂分があふれている状態)や高血圧などが関係していることがわかってきました。

そして生活習慣が最大の要因だとわかり、名称も『生活習慣病』と改められたそうです。

糖尿病という病気は糖分の摂りすぎだけが原因ではありません。

脂肪分の摂りすぎ、塩分の摂りすぎが原因で起こる場合もとても多いのです。

また運動不足も原因のひとつです。

運動不足は筋力の低下を招き、肝臓の次に糖分を蓄えてくれる筋肉が細くなってしまい糖分を蓄えきれなくなって、結果として糖尿病が起こることがわかっています。

そして過剰な飲酒も肝臓にかなりの負担をかけてしまうので、この病気にかかりやすくなると言われています。

さらに喫煙もいけないそうです。

喫煙で取り込んだニコチンやタールは血液中の赤血球との結びつきが強いため、本来の働きである酸素や栄養分を運ぶ役目を阻害してしまうそうです。

そしてストレスも原因のひとつです。

ストレスは全身、特に内臓に対して精神的または肉体的に負担をかけてしまい、この病気にかかりやすくなると言われているそうです。

このように糖尿病は自身の日々の生活習慣から発症する可能性が非常に高い病気なので、けして『贅沢病』ではないのです。