完治は難しい病気である糖尿病

体の中で血糖値を下げる唯一の働きを持つ分泌物というのがインスリンです。

そのインスリンの分泌量が不足している、あるいは分泌されない、または適量分泌しているが本来の仕事がうまくできていない状態が慢性的に起こり、血液中の糖分をエネルギーに変換することができずに糖分があふれてしまう状態が、いわゆる糖尿病と言われることになります。

この病気は慢性病であるため完治することが大変難しい、あるいは完治できない病気だと言われています。

また糖尿病は全身病でもあります。

血液中に、ある意味いらない糖分があふれてしまっているため血管に障害が発生します。

血流も悪くなり、そのため十分な栄養が運べなかったり、十分に酸素を運んだりすることができなくなるので、頭の先から足のつま先まで、つまり全身の細胞がさまざまな弊害を被ることになり、全身にこの病気による症状が現れてきます。

日本人がかかることが多いⅡ型糖尿病は、生活習慣を改善すればかなりの予防効果を期待できるということです。

完治は大変難しいと言われている糖尿病には『予備軍』と呼ばれるカテゴリが存在しています。

血糖値が正常な値と糖尿病と診断される値の間にある方はこの『予備軍』カテゴリとされます。

またの名を『境界型』とも呼ばれているこの『予備軍』の推定人数は、すでに病気になっている方の数十倍は存在していると言われているのです。

家族や兄弟姉妹にこの病気を患っている方がいる場合は、今現在は血糖値が正常値で『予備軍』でなくても、いずれは病気を発症するかもしれないと自覚しておいたほうがいいでしょう。

理由としては遺伝的要素に加え、家族と同じ内容の食事をしてきているので、将来発症する可能性は極めて高いと言えるのです。

しかし、この『予備軍』カテゴリに入る方は完治する可能性が十分に残されています。

この時期からでも遅くないので、改善策として生活習慣を見直し、喫煙することを極力控え、ストレスを溜め込まないようにすることで糖尿病予備軍から正常な値へ戻すことが可能だということです。